映画「パークランド、ケネディ暗殺」
『パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間』は、2013年に公開されたアメリカの歴史ドラマ映画。
ケネディ大統領暗殺事件という世界的な大事件を、ヴィンセント・ブリオシの書籍をもとに、俳優としても圧倒的人気を誇るトム・ハンクスや、『羊たちの沈黙』など数多く作品をプロデュースしてきたゲイリー・ゴーツマンらの製作によって映画化。 監督を務めたのは、元ジャーナリストであるピーター・ランデズマン。
キャストには、 ジェームズ・バッジ・デール(『ローン・レンジャー』ほか)、ジャッキー・アール・ヘイリー(『エルム街の悪夢』ほか)、マーシャ・ゲイ・ハーデン(『ポロック 2人だけのアトリエ』ほか)など、多くの実力派俳優が集結。 また、『ハイスクール・ミュージカル』で日本でも一躍有名となったザック・エフロンも、作中の主要人物としてシリアスな役どころを見事に演じている。
1963年11月22日、当時のアメリカ合衆国大統領、ジョン・F・ケネディは妻のジャクリーン夫人とともに、次期選挙戦に向けてのパレードのため、テキサス州ダラス市を訪問していた。大統領の姿を一目見ようと、沿道や周辺の建物には大勢の市民が集った。
しかし、現地時間の12時38分、悲劇は起きた。パレードの最中、ケネディ大統領が何者かによって狙撃されたのだ。
大統領はすぐさま市内にあるパークランド病院に搬送され、医師たちによる懸命の処置が成されるが、その努力も虚しく、46歳の若さで命を落とす。
この事件の一部始終をたまたまカメラに収めていたエイブラハム・ザプルーダーや、大統領の治療にあたったパークランド病院の医師たち、FBI捜査官、シークレットサービス、ジョンソン副大統領、そして大統領暗殺の容疑者として逮捕されるも護送中に射殺されたリー・H・オズワルドの家族。
事件によって運命を大きく変えられた人たちのそれぞれの目線から、歴史的大事件にまつわる4日間を鬼気迫る描写で描いた問題作である。